四十九日

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四十九日

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概要

四十九日は故人が生まれ変わる新しい世界がどこになるのかを故人に言い渡す日です。亡くなった日を1日目として、49日目が四十九日にあたります。行き先が言い渡され旅立つ日でもあるため、これを一つの区切りとし忌明けになります。 四十九日に行うことは、故人が良い世界に生まれ変わることができるようお経をあげて願う法要の他、白木位牌を本位牌にする、納骨、香典返しがあります。四十九日の法要は四十九日より後に行わないこと、香典返しは四十九日より前に贈らないことが大切です。 四十九日の法要に参列する時の香典袋の表書きは「御仏前」です。水引の形は結び切り、色は黒白と双銀を金額に応じて使います。名前・住所などは濃い墨で記します。

四十九日に行うこと

法要

故人が良い世界に生まれ変わることができるよう、僧侶を招いて読経・焼香を行います。 法要を行う日にちは、故人が亡くなった日を1日目として49日目に行うのが望ましいですが、平日にあたる場合は四十九日の直前の土日に行います。大切なことは、四十九日より後に法要を行わないことです。故人が新しい世界に行くことに迷ってしまうという理由からです。しかし、前倒しをしすぎるのも良くないため、前倒しをする時は35日目(五七日:いつなのか)より後の日に行います。 また、「三月(みつき)またぎ」と言って、亡くなった日から四十九日の法要までに三ヶ月をまたぐと縁起が悪いとされています。たとえば、4月25日に亡くなったとすると四十九日は6月12日です。 法要を6月1~12日までに行うとすると、亡くなってから4月・5月・6月と3つの月をまたぐことになります。 三月またぎは縁起が悪いとされる理由は、 四十九日=始終(しじゅう)、苦(く) 三月(みつき)=身付(みつき)=身に付く、 つまり、「始終、苦が身に付く」と考えられたからです。 しかし、月の中旬以降に亡くなると三月またぎになりやすく、参加する方の都合も考慮すると調整が難しいこともあります。その場合は、三月またぎになっても良いのか僧侶に相談してみましょう。 葬儀・告別式では友引の日を避けて日取りを決めますが、四十九日は友引や仏滅などの六曜を気にしなくても構いません。 四十九日は葬儀が終わった後、意外と早く訪れます。親族の都合を聞いたり、お寺等への予約を1週間以上前にしようと思うとさらに日数が少なくなりますので、早めに日にちを決めましょう。

白木位牌を本位牌にする

白木位牌(しらきいはい)は戒名が手書き・印字されている白木でできたお位牌です。この白木位牌は仮の位牌なので、故人が新しい行き先に旅立つタイミングで本位牌に変えます。 本位牌は銘木(紫檀、黒檀)や漆塗りなど多種多様です。また、本位牌は戒名を彫って作製するので注文から完成までに1~2週間ほどかかるため、法要に間に合うよう早めに準備する必要があります。お位牌に彫り込む内容は戒名、俗名、命日、享年です。注文する際は、これらを間違いなく正確に書き写すか白木位牌を持参してください。また、ご自宅のお仏壇に合ったサイズを選ぶために、お手持ちの白木位牌より大きいのがよいか小さいのがよいか、お仏壇の縦と横のサイズは何cmかを測っておくと安心です。

納骨

納骨は基本的にいつ行っても構いません。ですが、親族に何度も集まってもらうのが大変などの理由から火葬当日や四十九日、一周忌など法要の際に合せて行う方が多いです。 お墓への納骨を行う際は、お墓を開けてもらうため石材店に事前予約が必要です。 また、納骨には「埋葬許可証」が必要になるので忘れずに持参しましょう。埋葬許可証は別途発行してもらう書類ではなく、火葬許可証に火葬が終了したことを明記されたものがそのまま埋葬許可証になります。失くさないようにご遺骨が納められている箱に入れておいてくれる火葬場もあります。

香典返し

ご遺族側はお通夜・葬儀の時にいただいた香典にお礼をしていない場合、四十九日の忌明けのタイミングで香典返しをします。また、四十九日の法要でいただいた香典についても香典返しをします。 法要に参列してくださった方には「当日返し」と言って、法要の当日に直接手渡しても良いです。それ以外は後日郵送します。大切なのは、忌明け以降に香典返しをするということです。 香典返しの金額相場は、いただいた香典の3分の1~半分です。品物は「不祝儀を残さない」という意味から食べ物や日用消耗品といった「残らないもの」が定番です。また、食べ物の場合は相手が急いで食べなくても良いように日持ちがするものを選びましょう。最近は香典返しを贈る相手の好みを考慮してカタログギフトを香典返しとするケースもあります。

四十九日法要の香典袋

四十九日法要に参列する時の香典袋の表書きは「御仏前」です。間違って「御霊前」と書かないよう注意しましょう。これは四十九日を境に新しい行き先が決まり、仏様になるという考えが由来しています。なお、同じ仏教でも浄土真宗の場合は、亡くなるとすぐに仏様になるという考え方なので四十九日より前でも「御仏前」と書きます。 名前や住所などを書く墨は濃い墨です。お通夜・葬儀用の薄墨ではありません。 水引の形は結び切りで、一度結ぶとほどけないことから「二度と繰り返さないでほしい」時に使う結び方です。水引の色は包む金額によって異なり、黒白(黒×白)は5000円以下、双銀(銀×銀)は5000円より大きな金額の時に使います。

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